どうなる!? 2019年問題

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桑野太陽光発電所の23年

1992年7月、日本で初めて系統に連系された住宅用太陽光発電設備は現在も稼働している。所有者は太陽電池開発を牽引してきたPVTEC名誉顧問の桑野幸徳氏。国や電力会社と交渉し、余剰電力の売電を実現させた人物だ。氏が23年の軌跡をもとに2019年問題を語った。

屋根とベランダに太陽光パネルを設置した桑野氏宅。出力は1.8kWだが、導入費は「欧州の高級車1台分」(桑野氏)もしたという。ここから住宅用PVの歴史が始まった。

桑野氏宅の太陽光システムは、稼働後23年を経過したいまも故障なく発電している。太陽光パネルは、旧三洋電機が製造した変換効率10%の多結晶シリコン型と同6%のアモルファスシリコン型だ。当初は屋根のみにパネルを設置し、出力は1.4kWだった。翌年にベランダにもパネルを取り付け、0.4kW増設したが、それでも出力は1.8kWと、決して大きな設備ではない。

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