〝脱炭素〟の風に乗れるか
正念場の産業用蓄電設備
〝脱炭素〟の風が吹く産業用蓄電設備市場。一過的なブームに終わらせないためにも、メーカーは自立化に向けたさらなる努力が欠かせない。正念場だ。
「夏頃から引き合いが増えた。『RE100』への対応に関する相談もある」。
そう話すのはソニービジネスソリューション公共・エナジー営業部エナジー営業課の石井規夫統括課長だ。同社は蓄電池やPCS(パワーコンディショナ)を調達し、産業用蓄電設備を構築するSI(システムインテグレータ)業務を手掛ける。工事会社などとも協業し、累計2000台以上の蓄電設備を納めてきたが、従来と異なる兆候を感じ取っているようだ。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です