失敗しない中古太陽光発電所取引

「新規も中古も要求水準は同じ」

大規模太陽光発電所の開発案件に数多くプロジェクトファイナンスを実施してきた新生銀行。中古物件に対してもその姿勢は変わらないようだ。プロジェクトファイナンス部の佐川統轄次長が語った。

FITの開始から10年弱が経過し、特に初期の段階から太陽光発電所を開発してきた事業者が、利益の確定を目的に発電所を売却している。あるいは、外資系企業が資産の洗い替えを行う動きも目立ってきた。日本の太陽光発電所を売却し、他の投資に回していくわけだ。

その一方、太陽光発電所を中心に再生可能エネルギー電源を積極的に集めていこうとする企業が増えている。SPC(特別目的会社)の出資者と直接話していると、非常に多くの売り案件が出ているのだと感じる。軽く話を聞きながら融資をつけられそうかという話をしている。

こうした背景から、中古取引市場は活況を呈していると思う。当社としても、中古物件の購入に対するプロジェクトファイナンスの実績は何件かある。

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