1つの農地で2つの収入
広がる!?ソーラーシェアリング
太陽エネルギーは、技術の進歩によりクリーンな電気を作り、また売電によって人々に金銭的利益をもたらすようになった。その利益を享受するのは、何もメガソーラーの事業者だけではない。昔から太陽の恩恵を受けて作物を育ててきた農業従事者も、耕作しながら発電できる時代がやってきた。平均就業年齢66歳、経営体の半数以上が年収100万円未満。これが日本農業の実態だ。農業と太陽光発電を同時に行うソーラーシェアリング。この手法は世に広まり、衰退進む農業に歯止めをかける一手となるだろうか。
今夏は日照不足や集中豪雨で作物への影響が懸念されたが、農林水産省は8月、稲の生育状況を「良」ないし「平年並み」と発表した。各地で稲刈りが始まり、新米を噛み締める季節がそこまでやってきた。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です