苦境の再エネ大国ドイツ 賭けの脱FIT宣言

「2年以内に通期黒字を実現する」

ソーラーワールド フランク・アスベック CEO

足掛け4年のロビー活動で、アジアからの値下げ攻勢に対抗したが、熾烈な過当戦の末、存亡の淵に立たされた。幸いカタールからの支援を得て生きながらえたものの、すでに同胞の姿はない。それでも戦う。孤軍奮闘、復活の狼煙をあげた。異彩を放つ風貌から、あるものは彼を〝太陽王〟と呼ぶ。ソーラーワールドCEOのフランク・アスベック氏がその人だ。ゲルマン勢最後の勇士が語った。

2013年からドイツの太陽光発電は減速しました。EEG(再生可能エネルギー法)改定の影響で、12年7200MWにのぼった年間導入量が、13年には3500MWに半減しました。ただ政府の介入によって、中国メーカーのダンピング(不当廉売)に歯止めがかかり、モジュールの市況は是正されたと思います。

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