プレミア最後の3年目が始まる

予測④[中国メーカー]

年商8千億円の自動車大手が本格参戦 武器は〝新素材蓄電池〟

BYD

中国の自動車大手BYD(広東省深圳市、王伝福総裁)が、太陽光発電分野への本格参戦した。原料からの一貫生産で多結晶シリコン型モジュールを製品化する一方、同社の主力製品であるリン酸鉄リチウムイオン蓄電池を拡販する狙いだ。中国国内をはじめ欧州や南アフリカ、インド、そして日本市場にも進出し、2014年から営業活動をさらに強化する。

同社の設立は95年。董事長の王氏が20名の社員とともに蓄電池メーカーとして旗揚げしたのが始まり。携帯電話や電動工具の小型蓄電池の生産からスタートし、携帯電話大手ノキアのODM(他社ブランドでの製品の設計・生産)で、ディスプレイやケースなどの部品製造や組み立てを手掛け、業績を伸ばした。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

この特集の記事

その他の特集

一覧を見る