再生可能エネルギーの軌跡と未来

「地域活性化に繋がる再エネ事業モデルの構築を」

京都大学大学院経済学研究科 諸富徹教授

再生可能エネルギービジネスのあるべき姿について、再エネに詳しい京都大学大学院の諸富徹教授が見解を示した。

プロフィール●もろとみ・とおる 1968年生まれ。98年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了後、横浜国立大学経済学部助教授、京都大学大学院経済学研究科助教授などを経て、10年3月より現職。17年4月から地球環境学堂教授を併任。京都大学再生可能エネルギー経済学講座の研究代表者も務める。専門は財政学、環境経済学。

この10年を振り返ると、日本でもFITの導入効果を確認できたように思う。様々な問題が指摘されているが、FITなしではここまで再生可能エネルギーの導入量は伸びなかった。水力発電を含めて再エネ比率が2割近くにまで拡大したことを肯定的に評価したいし、その主力となったのが太陽光発電だった。

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