海外勢の次なる一手
1000V中型PCSで〝ミドル〟も獲る!
参入障壁が高いとされてきた国内のPCS(パワーコンディショナ)市場であったが、いまやその通説は消えたに等しい。日本版FIT(全量買取り制度)が始まって1年半余り。国内のPCS市場に、欧米メーカーはじめ韓・台・中のアジア勢が相次ぎ参入した。なかでも存在感を高めているのが、独・SMAソーラーテクノロジーやスイス・ABB、仏・シュナイダーエレクトリックといったグローバルメーカーだ。彼らの狙いは何か。
これまで海外勢は、大型PCSを積極的に提案してきた。SMAは、鹿児島七ツ島の70MW発電所のPCSを一括受注してから500kW機の出荷が伸長。大型PCSの累計出荷台数は600台を超えている。入力電圧が直流1000Vの大型機を提案してきたABBも、13年(1~12月)の出荷量が前年比4倍以上となる130MWに達した模様だ。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です