日本に続々上陸
意気軒昂の海外蓄電設備メーカー
世界各国から蓄電設備メーカーが日本に乗り込んできた。太陽光パネル勢やPCS勢のように、日本の市場を席捲するのだろうか。
「当社の製品はグローバルスタンダードだ」。
FITが始まった2012年当時、PCS(パワーコンディショナ)欧州大手の日本法人幹部はそう口にして自信をみなぎらせていた。だが、「世界標準」と訳されるこの言葉、日本では必ずしも通用しない。なぜなら日本には独特な規制や制度、慣習があるのだ。それはPCS分野も例外ではなく、先の欧州大手は日本市場で苦戦し、撤退してしまった。確かに発電所の高電圧化も分散型PCSも海外から持ち込まれたものだが、想定以上に導入は遅かったのである。
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