日の丸太陽電池 VS 海外勢

独SMA、日本市場でシェア拡大

PCS受注200MW超 新機種3相10kW発売へ

太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)の世界最大手、独SMA・ソーラー・テクノロジー(ピエールパスカル・ウーボンCEO)が日本市場で販売シェアを伸ばしている。同社の受注量は現在、大型PCSで150MWを超え、小型PCSも入れると200MW以上にのぼる模様だ。

日本で近日発売予定の3相10 kW高効率PCS『Sunny Tripower』(左)と小型PCS『Sunny Boy』(右)。

SMAは、国内PCS市場の非関税障壁とされる型式試験やDC600V、そして受動式の単独運転防止機能をクリアし、12年9月に出力500kWの大型PCS『サニー・セントラル』を日本で発売した。日本仕様にカスタマイズしていたため、NTTファシリティーズが運営する千葉県佐倉市の太陽光発電所に採用された。ただ当初は海外製ということもあって、採用に慎重なユーザーも少なくなかった。

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