既築向け補助金申請42%減、成長神話にかげり

「我々の戦略は買電ゼロの夢のエネルギーハウス」

大和ハウス工業 取締役常務執行役員 総合技術研究所所長 環境エネルギー事業担当 濱隆氏

主役交代の前触れなのか。住宅用太陽光発電といえば誰しも思い浮かべるのが既築住宅だろう。しかし、2013年4〜6月期の補助金申請件数で異変が起こる。新築が15.6%増加したのに対し、既築は42.4%も減少したのだ。
駆け込み需要による反動、そして補助金減額、アンダー50発電所の建設ラッシュ、それに飛びつく販売・施工店。理由は多々あれど、ひとつ確かなことは新築マーケットの成長性だろう。住宅用太陽光発電に主役交代の日はやってくるのか。大和ハウス工業の濱隆取締役に聞いた。

太陽光、建物、蓄電池の3本の矢

「基本的に戸建て住宅の戦略はZEH、ゼロエネルギーハウスなんですよ。住宅で使うエネルギーはすべて自分たちでつくる。差し引きゼロ。ZEHを我々は狙っている」。濱取締役の言葉は明瞭で解りやすい。

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