既築向け補助金申請42%減、成長神話にかげり

[PCSメーカーの展望]

オムロン、PCS累計出荷50万台突破 年度内に新製品投入

住宅用太陽光発電システムの重要な構成機器、小型PCS(パワーコンディショナ)は、全量売電市場の勃興に伴い50kW未満の小規模産業用まで用途が拡大、出荷を伸ばしている。
だが今年度で住宅用補助金事業が終了し、これまで軸足を置いてきた住宅用マーケットが節目を迎える。
この状況を小型PCSメーカーはどう見据えているのか。住宅用国内最大手のオムロン(京都市下京区)に訊く。

上:屋内設置型パワ ーコンディショナ。左:屋外設置型パワーコンディショナ。両タイプとも多数台連系JET認証を取得、連系協議期間を短縮化する。

今年4~6月の住宅用太陽光発電の補助金申込受付件数は、前年同期比約30%減で推移した。全量売電で太陽光発電市場が活況を呈しているのにもかかわらず、落ち込む結果となった。

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