プロファイ組成の留意点
キャッシュフローの確保と徹底したリスクヘッジ
太陽光発電所の建設に欠かせない資金調達。出力10MWを超える大規模発電所ともなれば30億円規模の巨費を用立てしなければならない。ファイナンスの活用は避けられないのであるが、では全量売電が始動して1年が経過したいま、太陽光発電所向けのファイナンスはどのように実施されているのか。注目されているPF(プロジェクトファイナンス)に焦点をあてて、その留意点をまとめた。
金融機関による企業向けの融資は、CF(コーポレートファイナンス)が一般的だ。金融機関が企業のクレジットや返済能力、貸出金に充当する担保をもとに金銭を貸与する融資である。リースもCFのひとつであるから、出力2MW未満の中小規模太陽光発電所の資金調達は、CFを活用するケースが大半といえる。
この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です