失敗しない太陽光ビジネス

[系統連系]

〝電力改革〟を成し遂げよ

系統連系に早くも黄信号が点り始めた。北海道電力は4月17日、連系承諾した出力2MW以上の太陽光発電所約1.5GWのうち、0.4GWしか接続できないと発表。実に1GW規模のプロジェクトが接続拒否され、破綻する可能性も出てきた。沖縄電力や九州電力でも接続許容量が限界に近づきつつあるとの声も聞こえてくる。系統連系をどう乗り越えればよいのか。

いまIPP(独立系発電)事業者の多くが、電力会社との系統連系に苦戦を強いられている。

「系統の接続容量がオーバーするということで接続を拒否された」、「配電用変電所の配電変圧器の容量超過や逆潮流が見込まれるといわれて、接続できず結局プロジェクトを断念した」、「別の送電網へ接続するための敷設工事の費用を払えば接続できると回答されたが、工事費が高額なうえ、納期が1年かかるという。事業採算性は取れずに諦めざるを得なかった」。

本誌が取材した事業者の大半がこのような発言を残している。

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