失敗しない太陽光ビジネス

──国内有力EPCの視界──[重電系EPC]東芝

グリッドパリティ実現へ コスト低減に本腰

重電大手の東芝は、太陽光発電のEPC事業で実績を伸ばしている。12年度は大型案件を中心に受注を伸ばし、現在抱える案件は1GWに迫る勢いである。3年先の受注残を抱え、今期から建設を本格化させる。

同社電力流通システム事業部太陽光発電システム推進部の飯島秀郎部長はこう方針を語る。

「我々は継続性をもってこのEPCビジネスを育てていく。目指すべきは、やはりグリッドパリティの達成だ。その先にはスマートグリッドの世界がある。実はこの分野こそ我々の強みが活かせる。つまりエネルギーマネジメント技術こそ当社の得意とするところだ。それを見据え、長期戦略の一環でこの事業に本腰を入れていく」。

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