失敗しない太陽光ビジネス

[発電事業]ビジネスモデルを学べ

「開発・設計から運転終了までワンスルーで事業構築」

ユーラスエナジーホールディングス 祓川清 常務執行役員

太陽光発電のIPP(独立系発電)事業──。それは公共性の高い活動でもある。FIT(固定価格買取り制度)とは、日本国民の負担のうえで再生可能エネルギーの普及促進を図る制度だ。ゆえにそのFITを活用して利益を得るIPP事業者とは、再生可能エネルギーを供給することによって国民生活や経済活動を支える責務がある。その活動は利益偏重であってはなるまい。我が国を代表するIPP企業は、どのような理念を掲げて事業に取り組んでいるのか。ビジネスモデルを学ぼう。

1986年に風力発電事業に参入して以来、欧米や日韓、オーストラリアで風力発電所開発を進めてきたユーラスエナジーホールディングス。2013年3月現在、世界で2318MWに及ぶ再生可能エネルギーのIPP(独立系発電)事業を展開している。国内では計55.7MWの風力発電所を運営しながら太陽光発電所の開発に着手。12年度は8ヵ所、交流出力で236MWのプロジェクトを抱え、積極的に推進している。

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