〝太陽光の仲人〟パワーコンディショナを手に入れろ!

高圧連系で浮上した〝力率調整〟の陰影

数百kW規模も抑制対象に

高圧線への連系が伴う出力2MW未満の太陽光発電マーケットで、PCS(パワーコンディショナ)の力率調整問題が浮上しており、賑わうマーケットに影を落としている。電力会社からPCSの力率調整の要請を受けると、売電量が制限され、収益が減る可能性が高いからだ。中型PCSメーカーはこの問題をどう受けて止め、対処しているのか。

(左)日立産機システム 100kWPCS (中)GSユアサ 250kWPCS (右)三社電機製作所 250kWPCS

産業用太陽光発電で最も勢いがあるのが高圧線連系、すなわち2MW未満のマーケットだ。PCSも、100kW、250kWタイプの中型機に加え、分散型ニーズの拡大に伴いトランスレス型三相10kWタイプの需要も旺盛だ。それだけに、250kWを中心に展開する明電舎や、100kWを販売する日立産機システムらに加え、GSユアサや山洋電気、安川電機、荏原電産といった10kWタイプを主力製品とする有力PCSメーカーが犇いている。

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