〝太陽光の仲人〟パワーコンディショナを手に入れろ!

[インタビュー]

10kW月産1200台へ 単相5.0kWで〝アンダー50〟照準

山洋電気 小泉泰之 執行役員 営業本部副本部長

産業用PCS(パワーコンディショナ)の製販で実績のある山洋電気。今年度のPCS出荷量は前年比2倍以上となる90MWを超える見通しだ。しかし、PCS需要の急激な伸びに対し、増産対応が後手に回った。来期はいかなる展開を目論んでいるのか。小泉泰之執行役員営業本部副本部長が胸中を明かした。

今年度のPCSの出荷量は90MWを見込んでいます。販売先は出力50kW以上の高圧連系向けで、製品は三相10kWタイプが中心です。経済産業省の設備認定の状況を見ると、中小規模の発電所が増えていますから、それに伴って当社製品の採用数が伸びていると理解しています。全量売電が始まった昨年7月からの3ヵ月間は、10kWPCSの出荷量が月100台程度で推移しました。前年と比べると、増えていましたが、月250台規模の出荷を見込んでいたので正直拍子抜けでした。

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