営農用太陽光の未来図

静ガスと鈴生、営農用太陽光でソバ栽培に奮闘

初年度収穫分は社内や食堂で販売

営農用太陽光発電で耕作放棄地を活用すると、土壌の改良から始めなければならない。静岡県袋井市の耕作放棄地で営農用太陽光発電事業を始めた静ガスは農業法人の鈴生と持続的な農業の実現に向けて奮闘中だ。

静岡ガスグループが運用する『袋井市岡崎営農型太陽光発電所』。近隣には茶畑も多い

静岡ガスは2023年4月、静岡県袋井市で出力約1980kWの営農用太陽光発電所の運転を開始した。耕作放棄地だった農地を活用したもので、NTTデータカスタマーサービスが施工した。静岡ガス子会社の静岡ガス&パワーが発電事業を、静岡県を中心に野菜などを生産する農業法人である鈴生が営農を担当し、ソバを育てている。発電した電力はFITのもとで売電しているが、静岡ガス&パワーがトラッキング付き非化石証書を用いつつ、実質再生可能エネルギー100%電力として、鈴生の施設に供給している。

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