杭打ち工法で施工費削減
パワーウェイ、伊坂電気、ループら続々提案
メガソーラー建設で、杭打ち基礎を用いた施工ニーズが高まっている。土地の造成工事が不要になるため、工期を短縮でき、施工費の低減に繋がるからだ。PV用架台メーカーのパワーウェイ・ジャパンや、SI(システムインテグレーション)企業の伊坂電気、ループなども積極的に提案しており、同基礎の採用が増えている。
杭打ち基礎とは、先端がネジ状の支柱を地中に埋め込んで、架台を支えるものである。傾斜地であっても、傾斜角度が30度以内であれば、支柱を垂直に打ち込むことで水平を維持できる。コンクリート基礎を用いる場合、土地の造成工事を行わなければならないのに対し、杭打ちの場合は、これを省くことができる。それだけに、工期を短縮でき、その分施工費を削減できる。また、発電所を撤去した後、土地を復元することができるため、環境アセスメントの観点からも有効な方法といえる。
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