①国内太陽光発電
拭えない停滞感 望まれる再成長の到来
国内太陽光発電市場では、新規の太陽光発電の導入量が減少している。停滞感が拭えないなか、長期目標の実現に向け、再成長の道筋を描かなければならない。
FITによる事業用太陽光発電所の建設需要が国内市場を牽引してきた時代は終焉を迎えた。経済産業省によれば、2023年度におけるFIT・FIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用した太陽光発電設備の交流出力換算の導入量は前期比32.6%減の3.1GWに下落し、12年のFIT開始以降初めて4GWを割り込んだ。住宅用太陽光発電は1GW規模を維持するなど堅調だったが、10kW以上の事業用太陽光発電は、減少幅が大きく、前期比41.8%減の2GWだった。
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