市場別分析2025

⑧電力小売り

新電力シェアが20%台に 市場連動型で競争過熱か

電力小売りの全面自由化から間もなく9年。最近は価格高騰もなく、市場は落ち着いているが、再び価格競争が過熱し始めたようだ。

電力・ガス監視等委員会の電力取引報から推計すれば、2024年1~9月における電力小売り会社の販売電力量は前年同期比約1.6%増で推移し、販売額は前年同期比約4.9%減少した模様だ。22年は世界的なエネルギー危機で電力価格が高騰し、新規契約を停止するなど小売り会社は厳しい局面に立たされたが、23年以降は燃料価格が低下し、JEPX(日本卸電力取引所)価格も落ち着いた。

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