京セラ、粘土型蓄電池開発製造費3割減へ
京セラが独自の住宅用蓄電設備を開発した。粘土状の電極を使い、製造費を大幅に削減する。2020年10月にも量産する計画だ。
「世界初の製品だ」。
京セラは10月2日、都内で記者会見を開き、新開発した住宅用蓄電設備を公開した。
京セラが着目したのは電極だ。一般の蓄電池は厚さ50~120㎛の正負の電極を重ねて製造するが、製造工程が複雑になる。これに対し、同社は300~400㎛の分厚い電極をつくることで製造工程の簡素化を図った。セパレータなどの部材も減らせる。
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