20年度売価案 低圧余剰13円に
250kW以上は入札制 50~250kWは12円
算定委は、大規模太陽光発電の入札制の対象範囲を拡大する。19年度500kW以上だった対象範囲を20年度は250kW以上まで拡げる。年間募集容量を1500MWとし、上期と下期に750MWずつ募集する。上期の入札容量が募集容量を下回っても、下期の募集容量を縮減せず、上限単価の事前非公開は継続する。
50kW以上250kW未満にはこれまでと同じく全量売電を選択できるようにする。売電単価を2円引き下げ、1kWhあたり12円とする。
これを受け、ある建設会社の役員は、「土地造成がほとんど不要な場所ならば、入札対象外の規模で地上設置用の太陽光発電所を開発できる。屋根上なら余剰も全量も提案は可能」という。