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オムロンの住宅用蓄電池が相次ぎ焼損

PCS国内大手のオムロンが販売した住宅用蓄電池が焼損した。オムロンは無償交換やソフトウェアの更新など、顧客に安全を促している。対象製品は1万4853台にのぼる。(本誌・岡田浩一)

回収対象の蓄電池

消費者庁は2021年10月22日、10月4日に岩手県内の住宅で住宅用蓄電池が焼損し、火災報知器が鳴動したと公表した。現在、製品評価技術基盤機構が原因を調査している。同様の事故は1月14日に山口県内の住宅でも発生し、周辺を汚損したほか、10月26日には宮崎県の住宅が全焼する火災事故が起き、現場に住宅用蓄電池があったという。

いずれも、オムロンの子会社、オムロンソーシアルソリューションズが韓・LGエナジーソリューションに製造委託して国内で販売した住宅用蓄電池だった。オムロンは21年7月に蓄電容量6.5‌kWhの『KP−BU65−A』と同9.8‌kWhの『KP−BU98−B』の2種に発火する恐れがあると発表し、周知徹底と無償回収を進めたが、実害が出た模様だ。

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