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NPC、発電データ解析サービス開始

太陽光パネル製造装置メーカーでO&M(管理・保守)も手掛けるエヌ・ピー・シー(=NPC、東京都台東区、伊藤雅文社長)は10月、発電量データの解析サービスを始めた。特別高圧・高圧太陽光発電所を対象に提供し、O&Mの受注拡大に繋げたい考えだ。

新サービスは過去の発電量と日射量から太陽光パネルの異常を読み取るというもの。日射量をもとにパネルの発電能力を確かめつつ、発電量の異常な低下を検出した場合、その変化から異常を推定する。解析の結果、例えば雑草の影による発電量低下なども現地へ行かずに分かるという。

解析には、2018年10月末までに全国152ヵ所、計1029MWの発電設備を検査して得たデータをもとに独自に開発したソフトを用いる。伊藤社長は、「過積載設計が当たり前になるなか、PCS(パワーコンディショナ)の発電量の確認だけではパネルの異常に気付きにくい。パネルが本来の能力を発揮しているか検証するのが狙いだ」と説く。

発電事業者は、発電量と日射量のデータを数ヵ月分用意する必要はあるが、発電量監視装置に関してはメーカーを問わない。料金は、発電所の規模とデータ量によって変動する。

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