三交不動産、三重県伊勢市でメガソーラー稼動
三重交通グループの三交不動産(三重県津市、森口文生社長)は4月2日、三重県伊勢市で建設していた「伊勢二見メガソーラー光の街」第一発電所の運転を開始した。当日開所式を開催し、関係者を集めて披露した。今後は8月に第二発電所を稼働させるほか、三重県内の複数ヵ所に太陽光発電所の建設を計画中である。
「伊勢二見メガソーラー光の街」は2つの太陽光発電所からなる。住宅・土地分譲地である「光の街」内の遊休地約7haに、合計出力約5.2MWのモジュール、同約4MWのPCS(パワーコンディショナ)を導入する。設備費や造成費など、総投資額は約15億円。
モジュールはソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池。パワーコンディショナは東芝三菱電機産業システム製を採用、EPC(設計・調達・建設)は千代田化工建設が担当した。
災害などの非常時にも発電設備を利用できるように、持ち運び可能な2.2kWhのリチウムイオン蓄電池を常設。現在3個だが、最大16個まで増設できる。
今回、稼働した第一発電所は、モジュール出力が約2.2MW、PCS出力が1.75MWで高圧連系線に接続した。PCSは500kWタイプを3台、250kWを1台設置、日射計は英弘精機製である。