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テュフラインランドジャパン、太陽電池モジュール向け新サービス開始

(左)日本で3台しかない複合加速劣化試験装置。横浜のSEACで導入されている (右)環境試験室

国際的な第三者認証機関のテュフラインランド(独ケルン市)の日本法人、テュフラインランドジャパン(横浜市港北区、ミヒャエル・ユングニッチュ社長)は今年9月末より、太陽光発電市場向けの新たなサービスとして、太陽電池モジュールの『機械的偏荷重試験サービス』と『塩水噴霧試験サービス』を開始した。

まず、『機械的偏荷重試験サービス』は主に積雪によるモジュールへの負荷を測定するもの。モジュールは角度をつけて設置しているため、積雪した際、上端部と下端部で荷重及び機械的応力が異なる。こういった負荷の違いによる安全性や耐久性の影響を検証する試験となっている。

一方、『塩水噴霧試験サービス』は、モジュールの塩害腐食耐性を測定するもの。塩害腐食はセルやモジュール、フレームなどの劣化要因となり得るため、安全性や性能について試験する。

製品部太陽光発電課のステファン・キーン課長は「日本は海に囲まれた島国であるため、湿度も高く、塩害を受ける可能性も高い。塩水噴霧試験は重要な試験になるはず」と長期信頼性のためにも試験を推奨する。

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