人気急上昇中!!

有力EPCがファーウェイの産業用蓄電池に熱視線

ファーウェイの産業用蓄電設備の人気が急上昇中だ。採用を検討するEPC企業が増えているらしい。なぜ選ばれているのか。有力EPCの声を聞いた。

ファーウェイの大型蓄電設備『LUNA2000-2.0MWH-2H1』

太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)世界大手の中・ファーウェイ(華為技術)は近年、蓄電設備メーカーとしても目覚ましい活躍を見せている。なかでも、再生可能エネルギー発電所用や需給調整市場用、小規模電力網(マイクログリッド)用として使われる大型蓄電設備の販売を強めており、欧州や中東など世界各地で導入し始めている。

日本市場向けには、蓄電容量2032kWhの大型蓄電設備に加え、同193.5kWhの中型蓄電設備を揃えている。系統用や発電所併設用だけでなく、自家消費用やBCP(事業継続計画)対策用といった顧客のニーズや用途を想定し、設置条件などに合わせて選べる体制を構築した。

いずれの産業用蓄電設備も安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を用いているほか、蓄電池パックには個別にBMU(蓄電池管理制御装置)を搭載。細かく制御できるようにして充放電ロスや性能低下を低減し、利用効率を向上させたのだ。さらにはBMUによる監視機能によって異常の早期発見も可能としている。つまり、使用期間中のLCOS(均等化蓄電原価)を最大限削減しつつ、安全性や信頼性を重視した蓄電設備と言えよう。

こうした特徴を持つ産業用蓄電設備に対し、企業や自治体などの脱炭素化を支援するEPC(設計・調達・建設)企業の期待値は高い。事実、蓄電設備を提案する有力EPC企業が増えているのだ。

中型蓄電設備『LUNA2000-200KWH-2H1』