低圧、高圧、特高から系統安定化用や自家消費用まで

独SMA、製品群刷新で全方位展開強化

系統安定化へ新製品

(左)大型機『SUNNY CENTRAL』シリーズは2021年から、従来の2500kW機と3500kW機に、4400kW機が追加される (中)蓄電池用PCSの1900kW機、『SUNNY CENTRAL STORAGE SCS 1900』は人気上昇中 (右)今春受注開始の143kW機、『Sunny Highpower Peak3 143-JP-20』の特別高圧専用モデルは2021年年初にも出荷される

同社は、大型機でも製品群を拡充する。『SUNNY CENTRAL』シリーズでは、W単価の低減を追求した直流電圧1500V対応の2500kW機と3000kW機を製品化したが、21年には4400kW機を発売する。大容量化を進め、コスト低減に寄与する構えだ。

さらに出力1900kWの蓄電池用PCS、『SUNNY CENTRAL STORAGE SCS 1900』の販売を強める。松岡社長は、「系統安定化を目的に使用される製品ゆえ、事業用太陽光とは異なる分野だが、今年から少しずつ開拓し、いずれは大型機の主力品として販売していくつもりです」と意欲的だ。

FIT売電から自家消費へ、太陽光発電の利用形態が変わるなか、系統安定化に向け蓄電設備の導入が進んでいるが、こうした変化を捉え、先を行くのがSMAなのだろう。それは今回の製品群刷新からも伺える。

SMAジャパンは10月8日12時からオンラインで低圧太陽光発電所用の新製品発表会を開く。同社ウェブサイトで確認しよう。

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