ファーウェイ、新製品続々
待望の1500V機が登場
高圧・特別高圧太陽光発電所向けPCSの製品群も拡張する。注目は、待望の最大入力電圧1500V機だろう。発電所全体のシステム電圧を高めた設計は昨今流行していて、同社に1500V機の開発を依頼する声は多々あったようだ。
1500V機の出力は62.5kW、変換効率は98.8%だ。MPPTは6回路備えている。さらに、設置に際して交流集電箱を併設する必要がなく、事業者の初期投資額を低減させる効果がある。その他、低圧向け製品と同様に、遠隔からの発電量計測やオプションでI‒Vカーブ測定が可能である。同社は6月から1500V機の出荷を開始する予定だ。
一方、従来販売していた33kW機と40kW機の後継機種として、新たに最大入力電圧1100Vの62.5kW機と50kW機の2種を12月から出荷する方針だ。両製品はいずれも変換効率が98.9%。機能面では1500V機と大きな差はない。