トリナが魅せる!高付加価値パネル

安全規制強化で採用拡大か

トリナスマートのジャンクションボックス。モジュールと一体だが着脱が可能になった

トリナスマートが再び注目を集めているのは、同製品に緊急遮断機能が備わっているからである。

米国ではNEC(電気工事基準規格)の改訂によって、2019年以降、アレイ内のケーブル電圧を30秒以内に80V以下にすることが求められるようになる。これは、太陽光パネルを搭載した建物で火災事故が発生した際に消火活動における感電や鎮火が長期化するリスクを軽減する措置だ。

日本でも、今年10月に消費者庁が住宅用太陽光発電設備の火災事故を調査し、火災時の安全対策として緊急遮断機能を搭載したパネルの使用を検討し始めた。

安全規制が厳格化されると、オプティマイザなどを後づけしなければならないが、トリナスマートであれば対策が不要だ。パネル単位で電圧を遮断する機能があり、NECの新基準を始め、各国の消防基準に適合している。日本では安全性が求められる住宅用で同製品が活躍するかもしれない。