中国でも人気ナンバー1
ファーウェイPCSを選ぶ3つの利点
1.発電量が増える!
最初のトップランナープロジェクトは15年、北京から350㎞西に離れた旧炭鉱街、大同市における1000MWの案件だった。これを落札した12の事業者のうち10社がファーウェイの中型PCSを採用。ファーウェイは計500MW分の中型PCSを同プロジェクトに出荷し、50%以上のシェアを手にした。
ファーウェイは、なぜ当時から高い人気を得たのか。同社のPCSを選ぶと、少なくとも3つの利点がある。
1つ目は、より多くの発電量が得られる点である。最大変換効率が98.8%に達していることに加え、1台あたり4回路ものMPPT(最大電力点追従)機能を備えている点も魅力だ。
MPPTとは、日射量の変化に応じて電流と電圧を最適な値に調整し、発電出力を最大化する機能を指す。一般的にある1枚のパネルに影が落ちれば、それが抵抗となってストリング内の別のパネルやPCSの出力を低下させる。しかし、MPPTが働けば、影による発電量の低下を最小限に抑えられる。PCS1台あたりのMPPT回路が多いほど、効果は大きい。
加えて、ファーウェイの中型PCSは、1ストリングに接続するパネルの枚数が大型PCSに比べ少ないため、MPPTがより効果的に働く。
大同市の事業地は、石炭採掘の結果、地盤が沈下した土地や、山の斜面地が大部分を占めていた。こうした土地でこそファーウェイのPCSが実力を発揮すると話すのは、三峡新エネルギーの範秀山華北地区ゼネラルマネージャーである。
「土地の形状に沿ってパネルを設置したため、パネルの向きがバラバラですが、ファーウェイのPCSであれば、パネルに落ちた影が引き起こす発電量の損失を抑えられます」。