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ファーウェイPCSを選ぶ3つの利点

2.ラクラク設置

ファーウェイ製中型PCSの2つ目の利点は、招商新エネルギーの孟亜奇内モンゴル地区担当マネージャーが指摘するように、「パネルの下に設置でき、非常に設計しやすい」点だ。

一般に、数100kW規模のPCSになると、設置のために基礎を用意しなければならない。特に傾斜地に太陽光発電所を建設する場合、その負担は決して小さくないだろう。

架台下に設置可能なファーウェイの中型PCSであれば、その手間は不要だ。例えば同社の主力製品、33kW機や40kW機は、重量が61㎏程度。2人で運べる。

大型PCSと違って、ファーウェイの中型PCSはコンテナに収納されていないため、耐久性に不安を抱く事業者がいるかもしれない。だがファーウェイは、自社で厳格な品質基準を設け、多種多様な試験を課すことで、砂埃や塩害に見舞われる現場や高温高湿な環境下でも、ユーザーに20年間の製品保証を付与している。

ファーウェイのPCSは保護等級がIP65であり、ファンがなく、自然放熱式を採用している。これにより、石炭の粉塵がPCSに入らず、掃除が不要になる点も、トップランナープロジェクトの事業者から好評を得たようだ。

なお、トップランナープロジェクト向けに出荷した500MW分の中型PCSは、昨年の竣工以来1台も故障していないという。

(上)中広核太陽エネルギーの大同市の100MWの太陽光発電所。敷地が広大なため、巡回点検が容易ではないが、ファーウェイPCSは、故障発生時にその場所と原因を特定する機能を持つ(下)招商三峡新エネルギーの大同市における100MWの太陽光発電所