保守・点検の必需品!オムロンの『DCFT』

4種類の計測を1台で 故障位置も簡単特定

4月から太陽光発電所の保守・点検が義務化され、現場の点検作業が増えるようだが、できるならば効率的に行いたい。そこでおススメなのがオムロンのPV用直流安全検査装置、『DC Fault Tester』(DCFT)。4種類の計測機能を1台に集約、現場での工数削減を実現する。保守・点検の必需品になるかもしれない。

PV用直流安全検査装置「DC Fault Tester」の最大の特徴は、これ1台で開放電圧、地絡抵抗、回路断線抵抗、バイパスダイオード断線測定を行えること。通常、これら測定を行うには複数種類の検査装置が必要となるが、1台で全てを網羅したのだ。

さらに接続箱の回路ごとに測定するだけで、太陽光パネルの故障有無の判別と位置特定を同時に実現。装置が自動で判断するので、使用者が測定値を読み解く必要もない。

サイズはW166×H265×D69.5㎜、質量も約2㎏と持ち運びやすく、現場でも使いやすい大きさだ。高精度測定を実現しているため、発電量の少ない曇りや夕方でも検査可能であるほか、屋根上に設置された太陽光パネルでも屋根に上らず測定できる。つまりDCFTは、住宅からメガソーラーまで、太陽光発電システムの規模に関わらず、現場での点検時間を大きく削減できる新型検査装置なのだ。