トリナが打ち出した新常識

両面ガラスで住まいに自然採光を!

トリナ・ソーラーの太陽光パネルが話題を呼んでいる。両面ガラス構造で建材に使用され始めているのだ。一体どのような製品なのか。

太陽光パネルは通常裏面をバックシートで覆うが、トリナ・ソーラーの太陽光パネル『DUOMAX』は、表・裏面ともにガラス仕立てのフレームレス構造だ。気密性が高く、水分などの侵入を防ぐため、高温多湿下で発生するPIDによる発電低下は極めて生じにくいという。

しかも、両面ガラス構造のため、マイクロクラックの発生率が低いうえ、1000℃の高熱にも耐えられるらしい。

それゆえ、トリナ・ソーラーは、業界水準を上回る30年のリニア出力保証を付与しているが、それだけではない。設置場所を選ばない特徴を活かし、用途に合わせて透過性の有無やサイズを選べるようにパネルを製品化したのだ。

多くの光が必要な営農用太陽光発電やカーポート、積雪地域や塩害に悩む地域での導入実績を着々と伸ばしている。

アーツ&クラフツ建築研究所代表の杉浦伝宗氏が手掛けた建材一体型の太陽光発電設備を搭載した建物