海岸近くでも安心!

適応力に優れるオムロンのPCS

重塩害・スーパー過積載の両立タイプも

小型PCSメーカーとして国内屈指の設置実績を誇るオムロンは、太陽光発電のさらなる導入拡大を睨み、重塩害地域でも安心して設置できるPCSづくりに着手。高い信頼性を実現するべく、厳しい環境試験をいくつも実施したという。

その結果、高い防塵・防水性能であるIP65に準拠した重塩害対応タイプが誕生した。優れた防水性を持ちつつ施工性も高いジョイント部を新たに採用したほか、高性能塗料で取付金具の防錆性も強化したPCSだ。これにより、海岸から500m以内の重塩害地域や、台風などの強風で一時的に海水が飛来する場所でも設置可能となったのだ。

まずは、低圧産業用太陽光において人気機種である単相4.4kW機と5.5kW機から重塩害対応タイプを発売。昨秋には、入力電流と入力電圧の上限を拡大し、パネル過積載への対応力を向上させた新機種を投入したが、こちらも同時に重塩害対応タイプをラインナップ。重塩害対応とパネル過積載といった異なるニーズに1台で応えられるPCSとなっている。

今年2月には、オプション対応ではあるものの、三相PCS3機種(9.9kW機、10kW機、12.375kW機)でも重塩害対応を果たしている。特定の機種だけ対応するのではなく、重塩害地域でも必要に応じた製品選択ができるように品揃えを充実させたのである。