海岸近くでも安心!

適応力に優れるオムロンのPCS

自家消費・災害対策用の蓄電システムも重塩害対応

今夏発売予定の住・産共用フレキシブル蓄電システム『KPACシリーズ』も重塩害対応タイプを同時発売(左・中)。今年3月から産業向けPV用屋外ボックスセットの重塩害対応タイプを発売。出力制御対応には必須アイテムだ。計測ユニットや3Gルータが内蔵され、10年の通信費や機器保証もセット(右)。

また、オムロンの重塩害対応は、太陽光発電用PCSに限ったことではない。15年夏に発売した住宅向けのハイブリッド蓄電システムでも、屋外に設置するハイブリッドPCSとDC/DCコンバータの重塩害対応タイプを業界に先駆けて揃えたのだ。

これさえあれば、海岸沿いの住宅でも、蓄電池を活用した自家消費型の暮らしが実現できる。それに蓄電池は台風などによる停電時にも活躍するものでもある。たとえば、台風が多い沖縄は全域が塩害地域であるのだが、オムロンの製品があれば、塩害・重塩害地域を気にせず設置できるのだ。

なお同社は今夏に、戸建住宅や小規模産業施設向けの『住・産共用フレキシブル蓄電システム』の販売を計画しているが、もちろん重塩害対応タイプも同時発売する予定である。

さらに今年3月には、出力制御に対応した計測ユニットである『エナジーインテリジェントゲートウェイ』(EIG)の産業向け屋外ボックスセットの重塩害対応品を用意した。

EIGや3Gルータなどを一つの筐体にまとめたもので、10年間の通信費や機器保証もセットで提供。重塩害地かつ出力制御対応エリアでの太陽光発電の導入を後押しする商品だ。

これからも日本において太陽光発電や蓄電池の導入拡大を進めるうえで、重塩害地域を避けて通ることはできない。設置場所を選ばないオムロンの製品群は、全国各地の様々なシーンに応じた提案が可能なものだといえる。〝日本全国をフルカバー〟。その言葉に偽りはないようだ。