ループ、住宅用太陽光へ勇躍参入!
再エネベンチャーのループが、住宅用太陽光発電システムの販売を強めている。高品質なシステムをkW単価19.8万円から売り出しており、高いコストパフォーマンスが魅力だ。今年4月に発売し、初年度は500セットの販売を目指す。
ループの住宅用システム、『Looop Home(ループホーム)』の特長は、まず割安な価格だ。工事費は別途かかるものの、kW単価19.8万円〜というユーザー価格は、国内メーカーでは最安値といっても過言ではない。
とくに、価格をループがウェブ上に掲載し、透明性を高めた点は大きい。住宅用分野では、住宅用システムが販売代理店経由で売られるという理由から、メーカーが製品の実売価格を示してこなかった。ゆえに同じ製品の売値が大幅に異なるという状況を招いていたのだ。したがって、ループの価格公開は、エンドユーザーから信頼が得られやすく、差別化要因として働く可能性が高いといえる。
再生可能エネルギー事業部営業支援課の若林輝男課長は、「メーカーがユーザー価格を公開すると、販売店様が売りにくくなる側面もあるので、当社は販売店様にも充分メリットがある価格帯で商品を提供しています」と、販売店に配慮する考えを示している。