トップブランド!SMAパワコンの魅力

〝蓄電池を選ばない〟新製品堂々発売

3月2日に発表される『Sunny Boy Storage(サニーボーイ・ストレイジ)』。蓄電池の種類を問わない万能型PCSだ

そのSMAは、ここに来て日本向けの製品ラインナップを拡充する。3月2日に、蓄電ソリューションを可能にする新製品、『サニーボーイ・ストレイジ』を発表するのだ。家庭向け蓄電池の普及が本格化する20年以降をにらんで、顧客の獲得に乗り出す構えである。

杉山氏は、「今後、蓄電池のコスト低減が劇的に進むはずです。数年後にどの蓄電池が主流になっているか、誰にも分かりません。当社はリチウムイオン蓄電池や鉛蓄電池など、どの蓄電池でも使用できる万能型のPCSを製品化しました」とし、新築住宅向けを中心に提案していく考えを示した。

SMAでは、さらに住宅向け単相パワコン『サニーボーイ』に、これまでの3.5kW、4.5kWとあわせて5.4kWを追加する。

一方で、同社は16年からPCSのシステム提案を強めていく方針だ。電気設備メーカーなどと提携し、PCSを受変電設備や保護装置などと合わせて一式セットで提案することによって、競争力を高める狙いだ。

杉山氏は、「特に高圧案件、特別高圧案件に対して日本の重電メーカーを中心としたPCSメーカーはシステムソリューションの提供が得意ですが、我々SMAもアライアンスを組んだ協力会社様とシステムソリューションを提供していきます。また、これまでEPC以外にとってはブラックボックスであった太陽光発電所の構成について、施主様、ディベロッパー様、レンダー様を対象にセミナーを実施していきます。加えて、これまでも好評を頂いている中小型PCSの取扱いについてのトレーニング『ソーラーアカデミー』の回数を月1回から月3回に増やして実施していきます」という。

『ソーラーアカデミー』とは、施工業者やO&M(管理・保守)業者を対象に、SMAがPCSの設置法やメンテナンスの手法などを指導する技術講習会だ。PCSの技術的な知見の向上とともに、自社製品を広く知ってもらう機会の場として機能しており、SMAは世界各地で開いている。

日本では、SMAジャパンが自社のオフィスで開催している。実機を置いて、すべての参加者に実技体験してもらうなど工夫を凝らし、これまで500名ほどが参加した。受講者の数は年々増えている。

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