〝太陽電池メーカー〟から〝エネルギーソリューションカンパニー〟へ

純国産の高効率モジュール『ブラックソーラー』の魅力

バックコンタクト構造の住宅向けモジュール「ブラックソーラー」 左〈NQ-198AC〉 右〈NQ-140AC〉

同社が一般住宅向けに販売を伸ばしている主力製品が、『ブラックソーラー』と呼ばれる高効率モジュールだ。日本の狭い住宅屋根でも高い発電量が得られる。とくに同モジュールは堺工場で開発・生産されており、日々変換効率向上に取り組んでいる。〝純国産品〟で、納期が短くユーザーに安心感を与える点も選ばれている理由のひとつだろう。

『ブラックソーラー』の特長を挙げていくと、ユーザーのニーズを商品に反映させるという〝顧客目線〟の設計思想が垣間見られるが、それは長期信頼性と向き合う同社の厳しい品質管理体制からもうかがえる。

同社のモジュール製造における最大の特長は、長期の使用にも耐え得る設計を施している点である。製品の設計寿命は30年以上で、それを担保するために、国際標準のIEC規格で定められた基準を大きく上回る試験を実施するなど、厳しい品質管理体制を敷いている。この同社の独自の評価試験は長期信頼性を担保するに相応しい内容であるとして、ドイツの第三者検査機関VDEに評価されている。

奈良県の壷阪寺で30年間運転しているシャープ製の太陽電池モジュール