ファーウェイ、LTE対応ルータ販売開始

無線通信の必須アイテム!

回線工事費を削減

同社のスマートロガー(上)とLTE対応ルータ(左)

光回線を整備すれば、データ通信が可能になるが、人里離れた太陽光発電所では回線工事に2週間以上かかり、費用が嵩む。そこでファーウェイは、太陽光発電所を運営する発電事業者や発電業務を代行するアグリゲータなどへLTE対応ルータを提案し、コスト低減の効果を訴求していく考えだ。

同社デジタルパワー事業本部パートナー事業部の吉田裕政マネージャーは、「当社のPCSや蓄電設備、あるいは遠隔出力抑制に欠かせない『スマートロガー』と組み合わせれば、利用者は一括管理が可能になります。発電事業者や系統用蓄電事業者、アグリゲータなどへ提案していきます」と語る。

もっとも、同社は、河川の状態監視システムなどにLTE対応ルータを中国で導入済みだ。LTE対応ルータ単体だけでなく、監視カメラなどの関連機器と納入してきた経緯がある。それだけに、日本で発売するにあたって、同社はあらかじめ太陽光発電所で実証試験を行い、他の機器との連動性などを確認したという。