ファーウェイ、LTE対応ルータ販売開始

無線通信の必須アイテム!

防犯システム提案強化

同社デジタルパワー事業本部パートナー事業部の吉田裕政マネージャー(左)と同社法人ビジネス事業本部ネットワークソリューション&セールス部の譚皓文プロダクトマネージ

一方、同社は、相次ぐ太陽光発電所の銅線ケーブル盗難への対策として、LTE対応ルータとメッシュネットワークWi-Fiを用いた太陽光発電所向け防犯システムを発売した。AI(人工知能)機能を搭載したシンガポール・ホロウィッツ製の監視カメラをはじめ、出力535Wの太陽光パネル2枚と定格放電電力3000Wのリン酸鉄リチウムイオン蓄電池2つなどからなる独立電源設備と通信設備で構成、屋外の給電経路のない場所でも防犯システムを使用できるようにした。

行動認識AIの解析で不審者の侵入を検知すると、撮影画像を管理者に送りつつ、音声による警告や発光で侵入者を威嚇する仕組みだ。AI機能と高精度な赤外線カメラによって、夜間でも最大約150m先まで侵入者と小動物を精度高く判別できるという。

同社法人ビジネス事業本部ネットワークソリューション&セールス部の譚皓文プロダクトマネージャーは、「月に1度程、製品の紹介セミナーを開催し、LTE対応ルータの用途を説明します。当社の様々な機器と組み合わせて提案していきます」と方針を示したうえで、LTE対応ルータの販売目標について、「2024年内までに20台、25年には2000台の販売を目指しています」と意慾的である。

いまや太陽光発電所には通信設備はもとより、防犯システムも欠かせなくなってきている。導入を検討している発電事業者やアグリゲータなどは、様々な環境下でも使用できるファーウェイの製品の利用を検討してみてはどうか。