自家消費用に導入着々
30年使えるトリナの両面ガラスパネル
太陽光発電の自家消費利用が広がるなか、トリナ・ソーラーの太陽光パネルが採用されている。なぜ選ばれるのか。
抵抗溶接機の総合メーカーである電元社トーアは、富山工場の遊休地に出力約130kWの太陽光発電設備を設置、2020年1月に運転を開始した。一切売電せず、発電した電力はすべて施設内で使う。
電元社トーアは、太陽光発電設備について、トリナ・ソーラーの製品を採用した。同社の持田広行総務部長兼監査室長は、「事業を始めるにあたって、古くから付き合いのある丸紅さんに相談したところ、トリナ・ソーラーさんを紹介してもらった。業界トップクラスで、実績も豊富と聞いていたので、安心だった」と振り返る。EPC(設計・調達・建設)はトリナグループのトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジーに依頼した。
電元社トーアの富山工場は、海に近い場所に建っており、塩害被害を懸念していたことも、トリナ・ソーラーの製品を採用した理由の一つだろう。トリナ・ソーラーの両面ガラスパネルは、両面に倍強度ガラスを使用しており、耐久性に優れている。塩害地域でも安心して設置できるのだ。
また、トリナ・ソーラーは両面ガラスパネルに対して、他のパネルより5年長い30年のリニア出力保証を付与している。太陽光発電の自家消費は、FITを活用する売電事業と異なり、事業期間が決まっていない。事業期間が長ければ長いほど、事業の経済性は高まる。
トリナ・ソーラーは両面ガラスパネル製品として、両面受光型の製品を提供しており、最近は需要が高まっている。
これまで、両面ガラスパネルは、光の反射を利用しやすい積雪地域や水上設置型太陽光発電などでの採用が中心だったが、最近では屋根上で両面受光型の需要も増えている。というのも、屋根上でも両面発電パネルの発電能力を高めることができるようで、たとえば、屋根上に白インキを塗って光の反射を増やす者もいるのだ。