地域密着奮闘記

再エネ100%の地域へ 使命は福島ビジョンの推進

ソーラーポスト 尾形芳孝代表取締役

ソーラーポストは今年で創業16年目を迎えます。私はもともと長野県で都市銀行の副支店長を務めていたのですが、地元の福島で起業したいという思いがあって、2000年3月に当社を開業したのです。

設立時の従業員は私1人でしたが、エネルギーを自給自足できる太陽光発電に魅力を感じ、1件1件、地道に営業しました。当時はとにかく太陽光発電の認知度を高めようと、自宅の屋根にパネルを設置して展示会を開きました。すると、興味を持った方が15組、30人ほど集まり、そのうち10組が契約してくれました。その後は県内各地で頻繁に展示会を開催し、会社の知名度も徐々に上がっていきました。

昨年度はおかげさまで売上が過去最高でした。県の補助金の後押しで50kW以下の低圧の野立て案件が増えたことが大きな要因ですね。売上の内訳は、住宅用が6割、産業用が4割でした。

ただ、今期は住宅用が8割まで増え、産業用は2割にとどまるでしょうね。今後は住宅用にシフトし、ソーラーローンの返済が終わる既設の案件を中心に蓄電池の販売に力を入れます。

福島成蹊高校屋根に設置したパネル。福島成蹊中・高にポータブル式の太陽光発電機と蓄電池を無償提供した

地域密着奮闘記 を読む

一覧を見る