地方見聞録【関西】

総点検!関西PV企業の経営力

日本のPV史を紐解けば、黎明期に業界を先導してきたのは、シャープや京セラ、旧三洋電機といった関西の太陽電池メーカーだった。
やがてPCS(パワーコンディショナ)や架台、計測機器など各機器のメーカーが育ち、いまでは、EPC(設計・調達・建設)企業からIPP(独立系発電)業者まで、有力会社が関西には多い。
だからこそ、企業の力が必要ないま、彼らの活躍に期待してしまうのだが、果たして事業は健全なのか。業績を点検し、経営課題を探った。

FIT制度以降急拡大した太陽光発電市場は縮小傾向に転じた。経済産業省が公表している太陽光発電の導入量をもとに国内の市場規模を算出すると、2014年は約2兆5470億円で過去最大だった。しかし15年は2兆4569億円と微減し、昨年は、11月までのデータとはいえ、1兆6206億円まで落ち込んでいる。

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