託送料金は一体いくらに? 大もめFITインバランスって何?
超入門! 電力小売り自由化
教えて 電力システム改革制度
7.5兆円?電気と周辺サービス含めたら、20兆円超えも夢じゃない──。そんな大化け市場と注目された電力小売り部門が、2016年4月ついに解放される。一般家庭の囲い込みが水面下で激しくなるなか、肝心要の小売り全面自由化に向けた制度設計も、14年末にほぼ出揃った。そこで電力小売りに参入するなら、知っておきたい制度概要をいち早く解説する。
託送料金 割引制度で紛糾、上限額は示されず
「詳細制度が決まらない限り、小売り部門へ参入するとは公言できませんね」。
新電力(特定規模電気事業者・PPS)はじめ、太陽光発電事業者の幹部たちはこう口を揃える。表向きは慎重顏だが、その実、「新規参入が不利になるような制度になるわけがない」と水面下では激しいつばぜり合いを繰り広げ、「売り先(一般家庭)の囲い込みに躍起」だという。
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