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オンサイト太陽光最新導入術
高まる自家消費需要!
蓄電設備併設の可能性
今後は蓄電設備併設の検討が進みそうだ。というのも、蓄電設備と太陽光発電設備を連携すれば、再エネ電力の利用効率を高められるうえ、BCP(事業継続計画)対策にも役立つからだ。これまで産業用蓄電設備は導入費が割高で普及は限定的だったが、国や一部自治体による補助事業が始まり、需要は拡大している。それだけに、競争力のある製品が出てきたようだ。
伊藤忠商事は、『スマートスター』と名付けた住宅用蓄電設備を数多く販売しつつ、産業用・系統用蓄電設備では『ブルーストレージ』という独自ブランドでメーカーポジションを確立しているが、産業用蓄電設備の製品群を拡充しており、このほど販売を本格化させた。
同社の産業用蓄電設備の製品群は、いずれもPCSとの一体型の設備で省スペース化を実現したほか、50kW級と90kW級の製品は直流リンク型で太陽光発電設備との連携が可能だ。国内メーカーでありつつ、価格競争力のある中国勢などと同等以下の価格帯で提供可能な点が強みだという。
同社はグループ会社のIBeeT(アイビート)と連携し、提案から導入に至るまでの一括支援体制を構築。導入効果のシミュレーションや提案書の作成、調達や施工、保守、資金調達などの支援、機器選定のアドバイスといった提案時から導入後まで必要なサービスを網羅した。
一方、ニチコンは太陽光パネルと蓄電池、V2H(車から住宅への電力供給)設備まで連携可能なトライブリッドPCSを含めた蓄電設備を業界に先駆けて市場投入し、電気自動車の普及に伴って販売量を伸ばしてきた。ただ、蓄電池やV2H設備まで一度に揃えようとすると相応の負担になるだけに、24年から蓄電池やV2H設備を後付けできる新型PCSを発売。利用者はまず太陽光発電用PCSとして使用し、事後的に蓄電池やV2H設備を接続できるようにしたのだ。
オンサイト太陽光に最適な製品やサービスの進化はまだまだ続くに違いない。最新動向を把握しながら導入術を磨こう。