ドイツの挑戦

伸びる自家消費マーケット 高まる〝長期信頼性〟ニーズ

【トレンド】

ドイツでは2013年から自家消費市場が拡大している。高い電気代を払うよりも太陽光発電システムを設置して自家消費した方が経済的だからだ。FIT(固定価格買取り制度)を活用した売電も、買取り価格がここまで下がればメリットはほとんどない。ユーザーの利用形態は〝全量売電〟から〝全量消費〟へシフトしており、製品の選択基準が変化している。

ドイツでは、一般世帯の電気料金がkWhあたり28ct(40円)まで高騰している。これに対し、太陽光発電の発電コストは14ctで、FITの買取り価格は15ct。FITを活用して売電してもkWhあたり1ctしか利益が出ない。

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