ドイツの挑戦

2020年までに再エネ発電比率100%は実現可能

核廃棄物と大気汚染のない世界へ

【オピニオン】ユーイグループ マティアス・ヴィレンバッハー CEO

南西ドイツ・プファルツ山地の農家に育った青年は、ある日新聞で風車の記事を読み、再生可能エネルギー発電の魅力に取りつかれた。あれから17年。彼はいま1800人の社員を抱える年商1400億円企業の経営トップとなった。再エネディベロッパー世界大手、ユーイ(juwi)の共同代表のひとり、マティアス・ヴィレンバッハー氏だ。氏が再エネ発電比率100%へのマスタープランを打ち出した。

フクシマで起こった3・11の大惨事はドイツ国民の意識を変え、ドイツの国政を動かした。いかに技術的に安全対策を重ねても原発のリスクを完全に除去することは不可能だということが実証された。放射性廃棄物の処理問題が解決されていないなかで、恐らく脱原発を真っ向から否定するものはほとんどいないはずだ。

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